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りんご病の潜伏期間|感染力|再発の有無について

りんご病の感染力は、ウイルス感染症の中では比較的弱く、急激に流行することはほとんどありませんが、5年ごとに流行する傾向があり、季節では春に流行することが多いようです。

ときおりりんご病の集団感染が話題になることがありますが、これは乳幼児や園児がりんご病の免疫をまだ持っておらず、潜伏時間中に飛まつ感染でウイルスを拡散してしまうことによるものです。
成人になると半数以上が免疫を獲得します。

りんご病の潜伏期間は10〜15日間程度で、長くても20日を超えることはありません。
りんご病の特徴である赤い発疹が現われてからは感染力は弱まるため、隔離や登校・登園停止などの必要はありません。指定伝染病ではなく、学校保健法での出席停止扱いにはなりません。

赤い発疹が現われるまでは、風邪のようは症状がみられるため、風邪と誤診されるケースがたまにあります。
まったく症状が現われないこともあるので、ウイルスに感染しているかを確認することは難しく、周りへの感染を防ぐことは困難です。
学校で流行した場合は同じクラスの10%から60%の子どもが感染します。

再感染にかんしてですが、一度りんご病にかかれば終生免疫ができるので、以降感染することはありません。
ちなみに、60歳以上の高齢者は、80%以上が免疫を獲得しています。

免疫を持っていない方が1年間にりんご病に感染する確率は、海外の報告によると1.5%程度になりますが、子どもと同じ家庭で過ごしている母親や小学校の教師などは、感染率が2.9%まで上昇しています。
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