スポンサード リンクスポンサード リンク

りんご病の症状(大人・子供・乳児)を知る

りんご病とは、ウイルスによる「伝染性紅斑」という感染症の通称で、赤い発疹が頬や身体に出現することが特徴の疾患です。
2歳から12歳までの年代がかかりやすく、成人や乳児に感染することは少ないといっていいでしょう。

流行しやすい季節は、冬から春にかけての時期です。

りんご病の特徴である赤い発疹は、両ほほ、腕の後ろ側、ふとともなどによくみられ、はじめは斑点状ですが、徐々に真ん中が薄く周りが濃いレース模様のようになります。
頬の発疹は蝶が羽を広げたような形になるため「蝶形紅斑」ともいわれます。

その他の症状は、成人と子どもで異なります。
特に、溶血性貧血患者が感染した場合は、重度の貧血発作が起こる場合があるので注意が必要です。

■成人


成人がりんご病に感染すると、5〜6日間の潜伏期間を経て7日目頃から発熱・頭痛・かゆみ・関節痛・悪寒・筋肉痛などの症状が現れます。
首のリンパ腺が腫れることもあり、成人は子どもに比べて重症化することが多いのが特徴です。
症状は長くて3週間程度続くことがあります。
りんご病の特徴である赤い発疹は、成人にはあまりみられません。
成人男性の約30%、女性の約60%、合併症として関節炎・関節痛を併発します。

■子ども/幼児


子どもや幼児がりんご病に感染した場合、成人の場合のように筋肉・関節痛や頭痛などの症状が現れることはめったにありません。
りんご病の特徴とされる赤い発疹が出現する前には、風邪によく似た微熱・鼻づまり・鼻水などの症状が現れることがよくあります。
スポンサード リンク